くりにっき

フルスタックキュアエンジニアです

関西Ruby会議08の不採択Proposalを公開

前置き

関西Ruby会議08 のProposalが不採択だったんですがkinoppydさんに影響されて公開してみます。

Title

Rearchitecturings of regional-rb-calendar

Abstract

皆さんは地域.rbカレンダー( https://sue445.github.io/regional-rb-calendar/ )というのをご存知でしょうか?

2019年にリリースして以降、様々なRubyistの方たちに利用されてきたと思います。

この6年間見た目はさほど変わっていないのですが、実はインフラを含めた裏側のアーキテクチャは地味に変遷してきました。問題解決のために必要に応じてgemもいくつか作ってきました。

今回は地域.rbカレンダーのリアーキテクチャリングの変遷を紹介したいと思います。

Details

地域.rbカレンダーは大きく分けて下記のフェーズがあるのでそれぞれに関して話したり話さなかったりします

2019/08: なにもなかったサーバサイド

2020/02: AppEngine

2021/01: Heroku

  • 詳しい理由は覚えてないんだけどたぶん運用しやすさからHerokuに移行した気がする
  • https://github.com/sue445/regional-rb-calendar/pull/111
  • 今まで色んなIaaSやPaaSなどを使ってきましたがgit push heroku mainでデプロイできる開発体験はいまだに超えれてない

2022/09: Cloud Run Functions

2022/09: Doorkeeper APIを直接呼ぶようにした

2024/05: Connpass API v1の仕様変更

2025/04: Connpass API v2への移行

Pitch

https://sue445.github.io/my-ci-badges/ を見てもらえれば分かるように、僕は地域.rbカレンダー以外にもたくさんのOSSをメンテしてきてます。僕の代表作の https://github.com/sue445/rubicure は10年以上メンテしてますが、これだけ多くのOSSを長くメンテしてる人はあまりいないと思います。

https://github.com/gayanvoice/top-github-users/blob/main/markdown/public_contributions/japan.md によると僕は日本国内でトップ10に入ってるので(プロポーザル執筆時点)、それなりに活発にOSS開発してる方だと思います。

僕がメンテしてるOSSにしては珍しく様々な方々がパッチを送ってきてくれてます。 https://github.com/sue445/regional-rb-calendar/graphs/contributors

今回はそのようなRubyist達によって作られた地域.rbカレンダーという1つのアプリケーション(?)を通して、どのようにリアーキテクチャリングしてきたのかを話そうと思ってます。

Speaker Bio

https://github.com/sue445