くりにっき

フルスタックキュアエンジニアです

Go Conference 2025に参加した #gocon

参加してきました。Proposal落ちたので一般参加です。

gocon.jp

気になったセッション

サプライチェーン攻撃に学ぶmoduleの仕組みとセキュリティ対策

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昨今サプライチェーンアタックが(悪い意味で)盛り上がってるし、自分自身会社でこの手のセキュリティ対応することも多いので興味深かったです。

とりあえず自分がメンテしてるGo系OSSにはだいたい govulncheck を導入しました。

一通り入れたところで1件だけ検知されたので修正した。

GitHub Actionsで使う場合には https://github.com/golang/govulncheck-action が便利でした。

Go で WebAssembly を利用した実用的なプラグインシステムの構築方法

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こういう泥臭い話好き

analysis パッケージの仕組みの上でMulti linter with configを実現する

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最近 https://github.com/k1LoW/deck を使い始めたのでその作者の人の話ということで気になってた。

トークの冒頭でOSSを300以上作ってるって話していて、思わずAsk the Speakerで「自分もたくさんOSSメンテしてて複数のリポジトリでGoのバージョンを上げたりdependabot.yml編集して回るのだいぶつらいと思うんですがなにか工夫してますか?」って聞きに行ってしまいました。(「特に工夫はやってない、必要に応じて上げる」って回答だった)

私達はmodernize packageに夢を見るか feat. go/analysis, go/ast

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RuboCopのカスタムcopを作ってるのでGoでASTを使って静的解析したりソースコードを書き換える仕組みが知れて面白かったです。

公式singleflightを約2倍高速化したGenerics対応実装と最適化

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sf.m の削除処理をgoroutineの中でやるのが目から鱗だったです。この手のテクは他でも使えそうなので覚えておきたいです。

全体を通しての所感

僕はよくRubyKaigiに参加するのでどうしてもそこと比較しがちになるんですが、Go ConferenceだとGo言語の深い仕様や機能やツールに関する紹介を 三者 話していたのが多かった印象です。(RubyKaigiだとだいたいその機能やツールを作った本人が喋るため)

どっちがいいとか悪いとかではなく、カンファレンスによってそういう色の違いがあるのだなぁという雑な感想でした。

他の人が作った仕様や機能を深く理解したり、議論の流れをウォッチするのも努力の結果なのですごいと思います。

とはいえ自作ツールの開発を通したGo言語の内部実装のトークもあったので、今回僕のgoconのProposal(go-gem-wrapperの開発を通したcgoやCのマニアックな話)が落ちたのはその辺の違いかなぁと思いました...

そういえば落ちたProposalを公開するのを忘れてたのでこの場を借りて放流しようと思います。

https://esa-pages.io/p/sharing/8985/posts/999/a1604a5569af0926256a.html

【ネタ】Gopher Sponsorになった

僕の名前がGoなのでGopher Sponsorになりました。手頃な金額でこういうネタ仕込めるのお得感ありますね。